懐かしい写真展のDMがでてきた。
写友、小橋川哲との今では知る人も少ない沖縄物産センターで開催した「女・2人展」のDMだ。
今から42年前の1978年に開いた写真展で女性の裸体を晒した写真で構成され、少し騒めきを起した様に覚えている。
H16年、H18年に県立美術館で開いた裸体写真で表現した個展は騒めきも何も起こらない静かな写真展だった。
時代だったのだろうか、この違和感は何だろうか?
DMには琉球放送局のディレクターだった宮城秀一氏の素晴らしい評論が掲載され私たちの作品をより引き立ててくれた事を思い出す。それにしても沖縄において、女性の裸体を描写することがマイナー的表現に取られている様に感じられる。何故だろう。
現代ほど様々な分野での芸術表現が多様化している時代はないだろうと思う、故に受容側におけるキャパシティの広さが求められ、帰するところは個々の生理的判断に委ねるしか無い。
沖縄県写真協会会長 東 邦定
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